2009年02月13日

近況・雑談/お勧めアルバム「Arve Henriksen/Cartography」

今週はそれほど寒く無い。雪は週末にまとまって降るサイクルになっていて、今週末も荒れた天気になりそうだ。
今週の水曜日は街灯の明かりごしに、小雪が静かに降っているのが分かった。列車の音が聞こえて視線を上げると、除雪車がゆっくりと滑るように動いていくのが見えた。
走るのを休むことにした。積極的、精神的休養。

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最近、私の周りの若手達は冬の運動不足の影響で、軒並み体重増。夕食をキャベツだけにしたりと色々と工夫しているが、一ヶ月経っても体重に変化無し。とうとう、ランニングを始めようかということになって相談されたが、真冬の今は止めた方がよいと諭したり(笑)。
そんな中見つけた、筋肉ネタ。

「SHINJOの天才8パックトレーニング法」
最近流行のビデオ付きなので分かりやすいのが特徴。
内容はTarzanや筋トレ本で紹介されているものと重複していて、それほど目新しくはないのが問題か。それにしても、峰不二子っていう宣伝の形容詞にトホホ(苦笑)。

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最近、本やネットで紹介されていたので読んでみたら、自分好みで面白かった漫画。
「岩本ナオ/町でうわさの天狗の子 1〜3」
密林はこちら(1巻)
作者の岩本ナオさんのブログはこちら

個性的な絵とストーリーのテンポが絶妙で面白い。天狗が存在する以外は普通の田舎の日常という世界観が、新鮮かつ効果的。その奇抜な設定を上手く生かして物語を進めている。
繰り返して読んでも笑えるし、甘酸っぱいところも好印象。物語の着地点はある程度見えている気がするので、慌てずにじっくりと書いていって欲しいものだ。

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最後に年明けからずっと聴いていたアルバムの感想を記録しておく。

「Arve Henriksen/Cartography」
ジャケットは右側の今月の1枚に掲載。
公式サイトはこちら
ユニバーサルの日本語サイトはこちら

arve_henriksen_08.jpg
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第一印象は、「大海へ漕ぎ出した、小さな帆船」。

やはり、前回のアルバムは彼の生まれ故郷を音で再現したものであった。今回のソロアルバムは、遂に彼が故郷を離れて、外洋に静かに漕ぎ出したとでも形容するのが適切だろう。
アルバムの規模としても、メジャーレーベルとの契約やDavid Sylvian(彼のアルバムにゲスト参加していた)との共演、Trio Mediaevalのサンプリングなど、内向的だった前作と比較しても、その違いは明確である。

エレクトロニクスを中心とした、サンプリング中心の音楽で、一般的にはアンビエント系と称される種類の音。ビートやリズムが皆無なので聴く人を選ぶだろう。しかし、全体には様々な種類の打楽器の音が散りばめられており、バックの重層な音づくりがそれをさらに引き立てることで、素晴らしいサウンドが展開されている。高級オーディオで聴いてみたい気がする。

いつもは彼自身の野性的なヴォーカル(ヴォイス?)も重要な要素の一つなのだが、今回のヴォーカルパートは全て女性なのも特徴のひとつだ。その結果、全体のアルバムの印象が柔らかいものになっている。それぞれのヴォーカルにも入念な加工が施されており、音楽的な統一感はまったく損なわれていない。

そして話題のDavid Sylvianは朗読で参加。Sylvianも自身のアルバムで朗読は経験済みで、手慣れたものである。掠れた声が雰囲気を盛り上げてくれる。最近の風貌からいっても、まさに現代の吟遊詩人。昔の金髪&サイケ時代が夢のようである。

もちろん、今回もHenriksen独特の尺八トランペットは健在。その音は様々にイメージを変え、時に北からの強風になり、別の曲では爽やかで涼しげな優しさを表現することもある。アルバムという帆船の帆に推進力である風を与えているのは、紛れもない彼のトランペットである。
管楽器の概念を覆される音。未聴の方はぜひ一度聴いて欲しい。

「Cartography=地図作成技法」というタイトルに偽り無しのアルバムである。
posted by マックス at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ecm | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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