「Arild Andersen/Sagn」
このアルバムは「ノルウェー・ジャズ」CD20選では14位に選出されている。
曲そのものは北欧の民族音楽をモチーフにしている。ヴォーカルものはシンプルなアレンジ。インスト曲はプログレとジャズの融合したようなクロスオーバーな曲調。全体としてはテンポの速い・遅い、アンサンブルの厚い・薄い等、様々な種類の曲が順番も考慮して、バランス良く配置されているように感じる。
サウンド面でのポイントは、ナナ・ヴァスコンセロスのperとブッゲ・ヴェッセルトフトのキーボード。
北欧の民謡歌唱の背後に響くのは、異国情緒溢れる中東系のper。これが表現不可能な不思議な世界を作り出す。その一方で、今となっては懐かしく感じる1990年当時のシンセサイザーの音が朗々と響く曲もある。当時としては、シンセの音も画期的だったのだろうが、電気楽器の限界を垣間見たような気がした。
その一方で、メイン楽器のギターとサックスはかなりフュージョン風で、恥ずかしいぐらい直球勝負。その表現にECMらしくない匂いというか居心地の悪さを感じていたが、M.I.Z.さんのサイトの解説で、その理由が判明。
解説によるとこのアルバムは、ノルウェーのレーベルKilkelig Kulturverkstedへの作品で、ノルウェー以外の地域ではECMによりディストリビュートされているということらしい。それであれば、プロデュースがアンデルセンでアイヒャーで無いのも納得できる。
ちなみに、この曲を聴いた音楽好きの友人は「このギターとサックスは、
『太陽にほえろ!』に違いない」との名言を残している(笑)。
と否定的なことばかり書いたが、アンデルセンのベースソロや作曲の才能は、さすがの貫禄を示しているし、質が高い。特に11曲目のベースソロは素晴らしい。
頻繁に聴く種類のアルバムでは無い、ちょっと奇妙なアルバムではあるが、一回ぐらい聴いてみることで経験値が上がるような気がする。
●ユニコーン再結成!3・5から復活ツアー
復活ツアーのタイトルが「蘇える勤労」・・・・(爆笑)
●ウェッジウッドが破綻 景気悪化で販売不振
ここ数年は新作も少なかったし、景気悪化が直接の原因だとは思わないが・・・。


充実した内容のサイトですね!
これからも訪問させて頂きます。
アリルド・アンデルセンは、どちらかというとあまり好きなタイプのベーシストではありませんでしたが、昨年末に出た『LIVE AT BELLEVILLE』を聴いてノックアウトされました。この『Sagn』も聴いてみたいです。
それでは失礼致します。
アリルド・アンデルセンはアルバムによって、出来不出来が大きく分かれるタイプのミュージシャンだと思います。
作曲をするベーシストにはそういうタイプが多いような気がするのは、私だけでしょうか?(苦笑)。
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